2023年2月23日(木・祝)、コラボしが21会議室で「マイナンバーカード活用ワークショップ」を開催しました。
ワークショップは、マイナンバーカードを活用して日常生活をベンリにするアイデアを競うアイデアソン形式で進行し、優れたアイデアは次年度以降に滋賀県地域情報化推進会議をステージに、実用化の検討につなげていこうというものでした。
天皇誕生日で祝日のこの日、コロナも収束の兆しとなり、会場となったコラボしが21の会議室には事前申し込みのあった一般参加者、講師の先生方、運営事務局のスタッフなど、30名あまりが集まり、10時~無事集合形式で開催となりました。
講師二人は諸事情でオンライン参加となりましたが、終日zoomで会場と講師をつなぎ、円滑な進行を行うことができました。
プログラム
10:00 イントロダクション
10:10 話題提供① 武蔵大学社会学部メディア社会学科教授 庄司昌彦 氏
10:40 話題提供② 総務省自治行政局行政課監査制度専門官 渡邉康之 氏
11:05 話題提供③ 株式会社カケハシ 代表取締役社長 中尾豊 氏
11:35 個人ワーク
60分 昼休み
13:00 ペアブレスト
13:20 アイデアスケッチ
13:35 ハイライト法
13:50 良案発表
14:05 グループ分け
14:15 休憩
14:20 グループワーク
15:20 発表
15:50 審査タイム
16:05 審査結果発表・講評
16:20 クロージング
グラフィックレコーディング
講演、チーム発表はグラフィックレコーディングし、リアルタイムに参加者へ共有しました。講演、チーム発表はグラフィックレコーディングし、リアルタイムに参加者へ共有しました。
グラフィックレコーディング(グラレコ)はよしだゆうこ氏が努めました。
イントロダクション
ファシリテーターを努めたのは、本事業を受託した特定非営利活動法人琵琶故知新の佐藤拓也氏。
全体の進行説明の後、本ワークショップでは「滋賀らしさ」を大切に大きく三つの分野(健康・環境・小売観光)でマイナンバーカードを活用するアイデアを考えて欲しいと説明がありました。
講師による話題提供
佐藤氏からの進行説明、マイナンバーカードについての情報提供のあと、三人の講師にそれぞれの専門分野から話題提供をいただきました。
最初は武蔵大学の庄司昌彦氏です。庄司氏は国のマイナンバー制度関連のワーキンググループ構成員を務めるほか、DXや地域情報化支援などにも取り組まれています。
庄司氏は、マイナンバー制度とマイナンバーカード(機能)の区別ができるよう、国が使っているキャラクター(「マイナちゃん(うさぎ)」と「マイキーくん(いぬ)」)を例にわかりやすく解説されました。
データの持ち主を丸裸にせず、そして自らデータを管理できる、人に優しくちょうどいいデジタル活用が求められると締めくくられました。
講演概要はグラレコをご覧ください。
次は総務省の渡邉康之氏です。渡邉氏は数年前に滋賀県庁へ出向していたこともあり、当時のことも取り上げながら、マイナンバー全般について行政の立場から紹介されました。
最後は株式会社カケハシの中尾豊氏です。中尾氏からは新規事業を立ち上げられた経験をもとに、アイデアを事業化するポイントを紹介いただきました。
お二人の講演概要はグラレコをご覧ください。
ワークショップ
話題提供終了後はいよいよワークショップの始まりです。 佐藤氏から手順の説明がありました。
①個人で発想
まず「ブレインライティングシート」を活用してアイデアを膨らませました。他の参加者のアイデアを読み込むことで自身のアイデアを膨らませていきます。
②ペアブレスト
個人で発想した内容を持ち寄り、他の参加者とのペアブレストを通じて発想を広げていきました。
③個人アイデアまとめ
ブレストなどを通して発想を広げ具体化したアイデアを「アイデアスケッチシート」へまとめていきました。アイデアはいくつ出してもOKです。
④アイデア投票
個人で作成した「アイデアスケッチシート」を机の上に並べ、参加者全員が会場を回りながら興味あるアイデアに「☆付け(投票)」しました。
⑤グループワーク
投票数が多かった四つのアイデアを出した方にアイデアの説明をしてもらい、4チームを編成しました。
全体の留意事項説明後、グループワークを進めました。
⑥チーム発表
持ち時間4分でアイデアを発表してもらいました。
話題提供をいただいた講師のみなさんから質問や感想が寄せられました。
各チームの発表は、グラレコで記録しました。
⑦審査・表彰
話題提供いただいた講師と当推進会議の酒井会長が審査委員を務め、別室で厳正な審査を実施しました。
入賞者には大津百町百福物語から記念品を授与しました。
クロージング
最後に集合写真を撮影して閉会しました。